洛北八瀬の大原女が、京の町々を花や芝を商ってまわる姿をうたったもので、京の在所風景としてうたわれますが、素朴の内にも、のんびりとした京の味があふれる唄です。
【わしが在所】
祇園甲部
宮川町
先斗町
立方:市福
上七軒
祇園東
歌詞:
わしが在所は 京の田舎の片辺
八瀬や大原に牛曳いて
柴打盤 床机頭へチョイト乗せ
梯子買わんせんかいな 黒木買わしゃんせ
エエ エエ エエエエー
空が曇れば 雪がちらちらと
これじゃ堪らぬ 熱燗で
呑め真っ赤に 酔えばそこらへぶっ倒れ
それじゃ色気も恋気もないわいな
起こしてやんな エエ エエ エエエエー
【わしが在所.海晏寺】
祇園甲部
立方:恵里葉
地方:幸苑
※前半はわしが在所、後半は海晏寺です
歌詞:
わしが在所は 京の田舎の片辺
八瀬や大原に牛曳いて
柴打盤 床机頭へチョイト乗せ
梯子買わんせんかいな 黒木買わしゃんせ
エエ エエ エエエエー
アレ 見やしゃんせ 海晏寺
ままよ 龍田が 高尾でも
およびないぞえ 吉野山