祇園小唄.鴨川小唄

昭和5年のマキノ映画「祇園小唄 絵日傘」の主題歌として作曲され、昭和の初めから歌いつがれ今なお京都を代表する歌です。

 

【祇園小唄】

祇園甲部

立方:真咲 真希乃 杏佳
地方:小桃 福奈美

 

宮川町

立方:君とよ
地方:春勇

 

先斗町

立方:秀華乃
※先斗町は、祇園小唄の前半と鴨川小唄の後半を舞うのが定番です
※時々祇園小唄の前半だけ踊ります
※この様に祇園小唄の全曲が入っている映像は大変珍しいです

 

上七軒

立方:勝奈 梅ちえ

 

祇園東

立方:雛佑

 

歌詞:

月はおぼろに東山
かすむ夜毎のかゞり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖に
祇園恋しや だらりの帯よ

夏は河原の夕涼み
白い襟足ぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身を焼く大文字
祇園恋しや だらりの帯よ

の河原の水やせて
むせぶ瀬音に鐘の声
枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵も夜もすがら
祇園恋しや だらりの帯よ

雪はしとしと丸窓に
積もる逢瀬のさしむかい
ほかげつめたく小夜更けて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ

 

 


 【鴨川小唄】

マキノ映画『木屋町夜話 鴨川小唄』の主題歌です。長田幹彦と中山晋平が手がけたこの歌は、軽快なメロディーにのせて三条から四条にかけての鴨川の四季の風情を詠ってあるます。今尚、先斗町のテーマソングとして、歌い継がれています。

 

先斗町

立方:多香 久鈴 市乃 あや野 もみ福 市福 久桃
※舞台でしか見えない珍しい全曲です

 

先斗町

立方:多香 市笑 市照
※定番の「祇園小唄の前半と鴨川小唄の後半」のメドレーです

 

歌詞:

宵の木屋町 月あかり
床のすだれに ぼんぼりの
風もなまめく 京なまり
山は宵山の 火で燃える
気つい気やないか どうどすえ

祇園囃子の にぎわいに
四条三条は さんざめく
水の川瀬に 夏の夜も
浮名立つ瀬も かしましく
気つい気やないか どうどすえ

浮かれ浮かれて 先斗町
通いなれたる 細路地の
かどの行き来も 酔い心地
今日は祭りや 踊りまほ
気つい気やないか どうどすえ

柳がくれの 月あかり
橋のぎぼしに 風うけて
露にぬれそな びんつきも
無言まいりの 後ろ影
気つい気やないか どうどすえ

 

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